net-setup


はじめに
ドライバ
設定

無線

DHCP

StaticIP
用語集

ネットワークセットアップウィザード

「HOWTO:インターネットに接続するには」も併せてお読みください。

ネットワークセットアップウィザードは有線イーサーネットや無線ネットワークに接続する手助けをするためのものです。

ほとんどのアダプタや設定項目で有効ですが、一部使用できないものもあります。全てのアダプタが同じように動作するのでないことを注意してください。いくつかのアダプタでは追加のステップが必要となります。

ネットワーク接続の初心者は以下の説明を理解するために用語集を読んでください。

この文書はネットワークについての全てを解説するものでも、ネットワークのセットアップの方法を教えるのでもなく、存在するネットワークに接続する方法を教示するものです。

ネットワークに接続するためにおこなわなければならないステップは、

  1. 使用するアダプタのドライバがロードされていて、パピーがアダプタを有効なデバイス(以下、"インターフェース")として認識しているか確かめる。
  2. 無線接続の場合は、無線パラメータを設定する。
  3. デバイスにIPアドレスを割り振る。
  4. 次回にパピーを起動したときにも今回の設定を使うか選択する。

です。この文書では、以上のステップをより詳細に説明します。

ネットワーク接続で問題が生じたら、パピーのメインページにあるリンクからパピーフォーラムに助けを求めてもよいでしょう。 またパピーリナックス日本語フォーラムもあります。

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ドライバのロード

パピーは特定のアダプタに対してはそれを識別してドライバを自動的にロードできます。その場合、インターフェースの項目で、リストされたインターフェースとそれに使うドライバ名と設定のためのボタンが見つけられます。この場合は幸運です。

もし、ドライバも使いたいアダプタに対応するデバイスも見つからない場合は、手動でロードします。

手動でドライバをロードするには、最初にどのドライバが必要なのか知らなければないません。そのためには、アダプタのブランド、モデル、バージョンが必要です。これらの情報を入手し、ドライバを発見するために以下のオプションを試してください。

ここでは必要なドライバがわかったとします:

  1. ウィザードのメインウィンドウで"モジュールの読み込"ボタンをクリックする。
  2. リストからドライバを選ぶ。
  3. "読み込"ボタンをクリック。

ドライバの選択には以下の特別な方法もあります。

自動認識 ("さらに"タブをクリック) 使用するアダプタに対してパピーに入っている全てのドライバを試す。
ndiswrapper

アダプタによってはlinuxドライバがないものもあります。その場合には、アダプタに付属のウィンドウズのドライバを使うこともできます。ウィンドウズのドライバは、拡張子.infのファイルと、.catのファイルからなっています。

linuxドライバがないことが確実な場合か、そうすることが好ましいとされた場合のみこの方法をおこなうように。

ウィンドウズのドライバはアダプタに付属のフロッピーやCDの中にあります。

ウィザードでは.infファイルの場所を示すように指示されます。

特定 ("さらに"タブをクリック) パピーのライブCDにないドライバが必要になる場合には、ドライバの指示する方法で、ドライバをインストールした後、このオプションでドライバをロードできます。
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デバイスの設定

使用するアダプタのドライバがロードされたら、デバイスを設定するためのボタンができます。これをクリックすると設定ウィンドウが開きます。

ここには以下のボタンがあります。

ワイヤレス

アダプタが無線アダプタでああると判断されたときのみ表示されます。無線ネットワークをスキャンしたり無線パラメータを設定できます。

注意: ウィザードでは暗号化無しおよびWEP、WPA、WPA2をサポートしています。その他の設定が必要な場合はパピーフォーラムを検索してみてください。近い将来、それらの機能も付加されるかもしれません。

テスト

使用のアダプタがネットワークに接続したか確認するためにこのボタンを使います。

自動 DHCP

IPアドレスを得るためにもっとも容易でもっとも一般的な方法です。ほとんどのネットワークにはIPアドレスを提供するためのDHCPサーバがあります。

固定 IP

特定のIPアドレスを指定したい場合などに使います。

以下の項目の入力が必要です。

IPアドレス: コンピュータに使用させるアドレスです。

ネットマスク: サブネットワークのどの部分を可視かするか指定するマスクです。

ゲートウェイ: インターネットに接続するサーバ(もしくはルータ)のアドレスです。

DNS パラメータ: アドレス名を数値のIPに変換したサーバのアドレスです。

  • モデムで直接接続している場合には、ISPからこれらの数値が割り振られます。
  • ルータを使用する場合は、これらの数値を得るためにはルータの情報のページをチェックしてみてください。
  • 他者が管理するネットワークに接続する場合は、ネットワーク管理責任者に、これらの数値を尋ねてください。

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用語集

アダプタ コンピュータをネットワークに接続するハードウェアの部品です。コンピュータに内蔵されている場合は、コンピュータからネットワーク接続が見られます。外付けの場合には、USBやPCMCIAポートで接続されます。
チップセット アダプタ内部の電子部品の集合体のこと。異なるメーカーのアダプタでも同じチップセットを使用していることもあります。このような場合にはたいてい同じドライバを使うことになります。一方で、同じアダプタの異なるバージョンで異なるチップセットを使うこともあり、その場合には異なるドライバが必要となります。
ドライバ/ モジュール 基本ソフト(OS)とアダプタの間で接着剤として働くソフトウェアの部品。ドライバがないとOSはアダプタと会話できない。この文書ではドライバとモジュールは同じ意味で使用しています。
デバイス ドライバによって認識された、それぞれの特定のアダプタについて、OSによって使われる論理的な名前。"eth0"、 "ra1"、"wlan0"といった名前があります。 名前はドライバによって割り当てられます。
ワイヤレス(無線)

無線ネットワークは通常、WiFiと呼ばれます。それ自体がネットワークに接続している無線アクセスポイントを通じてネットワークに接続する方法のことです。数多くの無線プロトコル(bluethoot, RF, CellPhone, 等)がありますが、ここでは、無線としてはWiFiのみを扱います。

IP アドレス ネットワークに接続した個々のアダプタが他のデバイスと区別するために持っている番号
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